2005年08月31日

パッチギ!

最近の潮流なのか、韓流ブームのせいなのか、日本映画の中で朝鮮半島の関係者の話題をテーマにする映画が増えてきた感じがする。近隣の国なので当たり前と言えば当たり前ですが…。
この映画を見るまで知らなかったんですが、あの「イムジン河」の歌は放送停止、発行停止だったんですね。
まるっきり知りませんでした。以前に、ハングル語ですが、NHKの何かの特集で聴いた事がありますが日本語バージョンは、初めてでした。
この映画は1960年代の後半が舞台になっていますが、流行なのかな。昨年は「69」と言う映画が公開になりました。ちょうど描いている時期は大体一緒ですね。
現実の社会ではなく、映画の中だし、その時代の事は歴史の一部としてしか、認識していないのですが、映画を見ていると当時の高校生って良くも悪くも現代の高校生よりとても考え方が
大人っぽいし、とても元気があったんだなあと思います。今の高校生にあれだけの元気と言うか、覇気と言うのかあるかと言えば非常に疑問。
ハングルの人達と日本人との間の深い溝。これはなかなか、取り除くのは難しいのかな。この音楽、「イムジン河」は南北に分かれた祖国を思う曲なんだろうけれど、日本に住んでいる
在日の方々と日本人の間にも大きな「イムジン河」がある様な気がしました。今でこそ、韓国と日本の間では、色々な大きなイベントがあったり、互いにアーティストの交流があったりして
かなり互いの溝は縮まって来た様な気がしますが根本的な部分は未だに解決していませんよね。この映画は、その「なぜ? 」と言う大きな部分は触れていないけれども今でも通用する
社会的テーマを持っているんですね
超えようとしても超えられない、その何か一種のフラストレーションみたいなものが描かれているのがこの映画の見所だと思うのです。その中に青春あり、恋愛あり、友情あり。
そのどれの中にも「イムジン河」は存在し続けるけれどいつかはそれを渡って行けるかもしれないという可能性をも述べた映画だと思います。
舞台は京都。1960年代後半。いつの時代にも先頭を走っている高校生はいてそのグループ同士が目が合ってしまった朝鮮学校の生徒と普通の日本の高校生。始めは些細な争いだったけれど
争いはだんだんとエスカレート。その中である日本の高校生は休戦を求めて朝鮮学校を訪れる。その高校生の一人、康介は音楽室から聞こえてくる音楽「イムジン河」の音に誘われて覗くとある一人の少女に会う。
その子に一目で心を奪われてしまった。一方、休戦の方は、朝鮮学校の生徒に凄まれて逃げてしまう。
そんな時、康介は、ある日、楽器店で、坂崎と言う人に出会い、何気に手にしたギターで「イムジン河」を弾いて見た。坂崎は康介に興味を示し、その曲の事を、もっと教えてくれた。
康介にとって、彼はとてもスケールの大きな人間なのだ。一方、康介はますます、彼女と仲良くしたいが為に朝鮮語を覚え、ギターを坂崎に習い、彼女をコンサートに誘おうとするが、彼女はその日は予定が
入っていた。実は彼女は、朝鮮学校の番長的存在のアンソンの妹でそのアンソンは帰国し、その帰国の祝いの宴会だった。康介は逆に彼女の方から、誘われると「行く! 」と返事をしてその宴会に参加する。
そこで、康介は彼女とギターとフルートの合奏で「イムジン河」の演奏。康介はその中に入り、彼女ともとても仲良しになる事が出来た。
ある日、康介は川沿いで演奏している彼女と出会い、対岸からずぶぬれになりながらも、彼女の所へ。そこで告白。彼女の方からはとても、真剣な質問が返ってきたが彼は一言も答えられなかった。
相変わらず、朝鮮学校の生徒との争いは続く。親善の為のサッカー試合も結局はけんかになり中止。
そして、アンソンの付き合っている女の子は妊娠。でもアンソンに言えないでいる。友人の女性は、アンソンのところへ行き、事の次第を告げる。
そして、初めて、アンソンは事実を知るのだった。
ここからがストーリーは急展開。本当の意味の「イムジン河」はどんな事なのか? この人達の関係はどうなるのかは映画を見て知って欲しい。

この映画を理解するには多少、日本の史実の知識が必要かも知れないが、いつの時代にもはちきれんばかりの元気な人達がいて、恋愛に友情にと頑張っている姿がある。
これはユニバーサルな課題であり、何もこの映画の時代に限った事ではないと思う。しかし、この映画は日本の若い人達が一番元気であったであろう頃の覇気とそれから、現在の日本人が認識を
余りしない事実を上手くミックスして述べた映画であると思いました。
いつかは、この「イムジン河」。超えられるといいなと感じました。
posted by diane at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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