2005年08月31日

ユートピア

最近、よく思うのだが、「未来が見える」とか「人の見えない何かが見える」「死後の世界」という類の一種のサイコ・サスペンスが多い様な気がする。
この話もやはり見えてしまう人間の苦しみや、その特殊な能力を持つ故に苛まれる運命。あるのかも知れないけれど、近年こういう映画が洋の東西を問わずに
製作され、公開されるというのは流行なのか?  それとも、我々人間が未来に何かの不安を感じ、それをこういう形に表しているのか、とても不思議な感じがする。
あまり、見えすぎても怖いのだろうな。
この作品は2003年のスペイン・フランス合作映画。
この映画のタイトルの「ユートピア」は意味的に言えば「理想郷」。我々はそれを目指して戦い、悩みもし、憧れ、想像し、苦難にも耐えるのだが、果たしてあるのだろうか?
この作品の最後では「きっとある」と言っているがそうだろうか。
予知能力のある人達のグループ「ユートピア」。未来が見え過ぎると見えなくても良い事まで見えてしまい、それが悪夢となる。このグループはそうした見える事を悪夢に変え無いようにする、未来を予言しても良い方面に生かす
と言うのがこのグループの目的。
このグループに入っているアドリアンはマドリッドで毎日、悪夢に悩まされ続けていた。それは、警察の敷地が爆破され、ちょうどそこに居合わせた母子が巻き添えで命を落とすというものだった。それを予言にしに警察に行ったのだが
警察はまともに受け取らない。ちょうどその時その事故が起きた。
6年後、アドリアンはグループとの接点も絶ち、ひっそりと暮らしていたが、ある日、突然かつてのユートピアの仲間が、彼の元を訪ねた。仲間のリーダー的存在のサミュエルが病気で大変な状態にあることを告げる。
彼は、急いでサミュエルのいるサラマンカに向かいサミュエルに会う。サミュエルはこの能力のために世間に馴染めないでいたアドリアンを迎え入れてくれてアドリアンは「ユートピア」というグループの中で能力を伸ばしていた。
サムュエルは彼に「予知能力を悪夢に変えるな」というのだった。つまりアドリアンは現在、自分の能力を持て余し、その能力のために大勢の人間が死んでいくのだが何も出来ない自分に歯がゆさを感じ、それに苛まれていたのだった。
アドリアンは予知の夢の中で死んでいく子供を抱いた一人の女性が南米にいる姿が目の前にちらついて仕方が無かった。サミュエルは彼に、彼の為だけでなく、彼女の為にも、探し出せというのだった。実は彼女の名前はアンヘラで
スペインでは裕福な家庭の一人娘だという。彼女は南米でボランティア活動をしている時にカルト的ゲリラ集団に拉致誘拐され、マインドコントロールを受けて、そこの一員として活動していた。
一方、6年前警察で爆破事件で家族を失い、片目になってしまった刑事のエルヴェはアンヘラの母親から捜索願いを受けていた。彼は事実、こういう拉致被害者の救済の仕事を警察内でしていた。
そこで、アンヘラの動向を調べ始める。アドリアンは能力やわずかな情報で、アンヘラがスペイン国内にいる事をつかみ、彼女に接触を図る。彼女に見つかって銃口を向けられたアドリアンは「君のためだ。ここから逃げろ」と言うだけだったが
マインドコントロールを受けている彼女は彼を信じる事が出来ない。そんな所にゲリラのリーダーが現れ、彼を捕まえる。捕まえられた彼とアンヘラは少しずつ言葉を交わしながら心を通わすのであった。しかし、リーダーは彼の処刑を決めていた。
何となくグループのやり方に不信感を抱いていたアンヘラは処刑の場で偽り、アドリアンを助けるのであった。そして、彼女自身も脱退しようとした。アドリアン達はテロリスト達から狙われる立場になった。
アンヘラはアドリアンの元へと行き、安らぎの場を見つけようとする。アドリアンは、少しずつアンヘラに心を開き、自分の能力の事、自分のグループ「ユートピア」の事を語ろうとする。
そんな時、警察のエルヴェはアンヘラとアドリアンが一緒であることを突き止め、彼らを捕まえようと追い回し始める。そして、激しいカーチェイス。その後…。

予言をする時の様子はどの映画でもなんか手がかりとなる様な物を壁等に一杯に張り、予言の様子を紙に書くのだなと思った。
なんか、本当にこんな感じの映画が多いような気がするが気のせいか?
posted by diane at 21:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
予知現象、或いは予言

予知現象、或いは予言について真面目に取り組んでいます。
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Posted by 羯楽思惟 at 2005年09月02日 11:51
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