2005年08月31日

レイクサイドマーダーケース

この映画を見た時になにか底知れない怖さを感じました。それは、最初から最後まで。特に、最後のシーン。殺された人の顔が出るんですけれどあれが一番怖い。
それにしても人間てここまで恐ろしくなれるものなんですね。親は子供の為に何でもやると言っているけれど、本当に子供の為ならばそこで殺人事件が起きようが、
不誠実な事が起きようが、その不誠実さを正す為に子供に教えるのではなく、自分たち自身がそれをやってしまう。それも子供の為。子供は親の鏡。つまり、子供は
親を常に見ている。子供の為と言ってやっている行為はつまりは自分達の親の為でもある。
この話のきっかけは「お受験」。受験戦争真っ盛りの日本では、「お受験」は一大事。いかに有名な学校に入るか、いかに物凄い学校を出るか、今の日本の受験はそうである。
幼稚園から「お受験」は始まる。当然、大学、大学院もそうだ。今は不景気で仕事を得るのにも資格があった方が良い。そうするとまた、別な意味の「お受験」があるのだ。
この「お受験」はある意味、日本の一つの産業を編み出し、それは今や、かなり大きなものへと進化している。普通の外国の方、一般人には理解できないらしい。しかし、
アメリカやフランスにだって「お受験」は存在する。特に名門の私立の学校に行こうとすれば。韓国等では、日本以上に「お受験」が盛んだし、中国の様な国では
幼い時から才能の有る子の発掘に国自ら、力を入れている。
日本の場合は、どうだろうか? 雑誌か何かに載っていたが、日本の場合は「確かにどこの大学を卒業したかはどこの国でも重要だが、日本の場合は少し違う。就職する時でも
何でも、人を判断する時に何を大学でどう勉強したかでなく、某大学の某学部の某学科を出たという事が大切なのだ。本人の才能、向き不向きや業績は関係ない。」と述べていた。
この映画の最大の背景は「お受験」の為に親たちが有名な塾講師を雇い、合宿をし、「お受験」に勝てば、社会の勝利者の道が開けると信じ、子供たちを「お受験」に向かわせる
という事だ。しかも、この講師もまた「お受験」戦争に巻き込まれた中で育ってきた。何か「お受験」と言う物に現代社会のひずみを感じる。

原作はベストセラー作家・東野圭吾の本格的ミステリーホラー小説「レイクサイド」。これは発売後たちまちベストセラーになったそうだ。
映画化するにあたってかなり、変更している部分があるらしいが、おそらく原作も、この映画以上の新感覚のミステリーなんだろうな。本当に怖い。とても綺麗な湖の別荘を舞台に
展開する緊張しっぱなしの謎。それもなかなか解けない。サスペンスというか何かはっきりではないがこの映画の結末を見て、謎がある程度解明された時には背筋に怖い物が
走った。現代社会がこうならば…ならば未来は? 誰もが心の奥底で秘密を持っている。それは暴かれたくない。暴かれるべきではない。ならばどうするか?
背筋が凍る。
出演者は主人公の役所広司。その妻には薬師丸ひろ子。そして、同じく、この合宿に参加している夫婦、鶴見辰吾とその妻に杉田かおる(この二人はその昔「金八先生」でとてもセンセーション
を巻き起こしたカップル)。そして、なかなか器用であっさり演じながらそのあっさりとした演技が怖い柄本 明とその妻の黒田福美。役所の愛人役で登場の眞野裕子。また、最近、
エリート塾講師役には色々な役柄に精力的に取り組む豊川悦司。彼はこの映画の中である意味キーパーソンでもある。とても怪しい雰囲気をこの作品に加えている。
中学受験を控えた子供の「お受験」合宿に向かう主人公並木俊介(役所広司)は忙しいアートディレクター。妻の美奈子(薬師丸ひろ子)とは、今、別居中。娘の舞華は美奈子の連れ子。
そうだとしても、今、別居中と言う事が知られれば、親子面接の際、舞華には不利になる。無理しても仲の良い夫婦を演じなければならない。映画を見ればわかるが実はこの舞華。
良い子では有るが実はかなり恐ろしい子である事がわかる。湖畔の別荘にこの夫婦と子を含め、3組の親子が集まる。しかもこの別荘の提供者は藤間智晴(柄本 明)の持ち物。
そこにエリート塾講師津久見(豊川悦司)。並木は、舞華の事は考えているとは言うもののどうも考えているようには思えない美奈子。そして、「お受験」を少々、馬鹿にしてかかっている?
のは服装や態度で何となくわかる。
そんな時、並木の元に仕事絡みの女性(眞野裕子)が訪ねてくる。実はこれは並木の愛人だがどうやら津久見とも面識があるらしい。彼女は帰ろうとしたが津久見と話している内に近くの
ホテルに滞在する事にした。そんな時、その並木の愛人が殺された。自分が殺したと言う美奈子。警察を呼ぼうと言う並木。スキャンダルを恐れる親たち。どうやら色々と矛盾点があるらしい。
スキャンダルを恐れる親たちは結託して湖にその死体を沈める事にした。そして、事件を無い物にしようとする。
この親達の葛藤、動き、発言や言動は面白く興味深いがよくよく考えるととても怖い物がある。恐ろしい。人間とは本質的に恐ろしい存在なのだという事が改めて認識させられた。
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試写会で見た「オペラ座の怪人」

今日は公開前だが、試写会に偶然行ける事になり、見てきました。多分、私の事だから、また、きちんと公開されたら見に行く様な気がします。じゃ無くて
絶対、行くなあと思います。(笑)
この映画は前宣伝でも言われている通り、アンドリュー・ロイド・ウェバーの作曲・脚本・製作の映画。もちろん、これは、何年も前から世界各地での舞台で
有名なミュージカルの映画化。ミュージカルでこんなにロングランと言うのもなかなか珍しいのだが音楽が良いし、ストーリーも素敵だし演出も良いと来れば
きっとチケットが手に入れば行きたくなると思います。日本では劇団四季がやっていますね。私はロンドンのHER MAJESTY'S THEATREで何年か前に見ました。
映画を見てその時の事を思い出しました。ついでにその時、ハイライトCDを買っていたので、何日か前から公開前に聴こうと思って聴いていました。
映画の中では舞台で使われた曲は殆ど同じでした。違うのはクリスティーヌがはじめて歌う時に、舞台版では「発声練習かな?」とも思えるような部分がありましたが
映画版ではありませんでした。
音楽のアンドリュー・ロイド・ウェバーがこのミュージカルは自分にとって特別で作品を映像の形で残しておきたかったと思うのも当然だなと感じました。

映画は舞台と違ってかなり、細かい撮影や裏舞台等も出さなければならないのでしょうけれどもきちんとディテールも作られていてまた、映画ならではのSFXなどの
効果も使えるのでかなり綺麗な映像に仕上がっていたと思います。エンドロールの部分は多分あれは新曲かも知れませんが舞台では演奏されていなかったと思います。
問題のあのシャンデリアはスワロフスキー製。とても豪華で美しい。
映画の一シーンで、カップルがスワロフスキーの商品を売っている店のシーンがあったんですがそれがなにやら暗示しているようです。
演じている俳優さん自身に軽く触れるとファントムの役をやっている人はジェラルド・バトラー。ちょっと骨太の感じな存在感と声量はあるのだけれどそれほど歌が上手いとは
思わなかったのは私だけかな? しかし、とてもセクシーな感じですね。彼は。グラスゴー出身で、映画にもよく出ているみたい。「トゥーム・レイダー2」「タイムライン」
とかにも出てたらしいです。なかなか、ファントムの愛しているんだけれどねじれた愛。彼の情熱や苦しみの部分が、クリスティーヌによってマスク
を取られる時に特に表れていました。 クリスティーヌ役のエミー・ロッサムはニューヨーク生まれ。幼少の時からオペラ等の舞台に立っていて、歌は上手です。
イギリス式の発音に慣れるのに大変だっただろうな。ラウル役のパトリック・ウィルソンは良く知らないけれど話し方や発音の仕方でアメリカ人かなと思ったらやはり
そうでした。無理して余りイギリス式に直さなかったみたいです。ただ、重要な歌の部分は、かなり矯正されていた感じがしました。
ルルー原作の「オペラ座の怪人」は何度も映画化されています。ただ今回の様なミュージカルではありません。また、舞台の方もこの「ロイド・ウェバー版」
だけではなくて「ケン・ヒル版」というのがあってこれも何度も舞台上演されています。
1870年のパリ。オペラ座では支配人が変わったり、その他色々な事件が起きていた。これはファントムの仕業と噂されていたが何もわからない。
その中で、リハーサル中に突然の事故。プリマドンナが出演できなくなり代役探し。そこでクリスティーヌに回ってきた。
いよいよ、初演で、そこで幼馴染の若い貴族のラウルに再会。その再会に喜んでいる姿を見たファントムはクリスティーヌを地下深くの自分の居場所に連れて行った。
今まで、実はファントムは影ながらクリスティーヌの音楽の影の個人教師をしていた。クリスティーヌは音楽家だった父親が生前よく「音楽の天使が来る」という
言葉を信じ、ファントムが亡くなった「音楽の天使」と信じて彼を慕っていたが、連れて行かれた地下の場所で仮面で隠した彼の正体をみて、驚く。
そこから、物語は急激に展開する。
今日見たこの作品は一般ホールで見たので改めて一般のもう少し音響効果のある映画館で見たいと思っています。。
また、この作品のサウンドトラックは2タイプあって限定版の方は映画を完全収録しているらしいです。
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シルヴィア

久々にシリアス物のグゥィネス・パルトロウの作品を見ました。ちょっとこの所、コメディ系の映画が多かった彼女。ミニシアター系の映画ではある物の
彼女の本当の演技力をここで見る事が出来た。この作品はグゥィネスだからこそ出来たと思っています。「恋に落ちたシェークスピア」でアカデミー賞
を受賞した彼女。ここで本当の彼女の風格あるアカデミー女優らしい演技を見た。
彼女の演じるシルヴィア・ブラスはアメリカ生まれの女流詩人であるが生前は詩人としては余り名が出ず、夫の名声は高かったが彼女は作品が書けない
というジレンマに陥っためか、とても作品が少なく、また、詩の作品自体も迫力あるものとなっている。彼女は桂冠詩人の夫テッド・ヒューズと結婚
したが夫の作品が賞賛され、自分がされない事による焦り、そして、夫の浮気疑惑等に疲れてしまい、最後には心身ともに疲れ、自殺をした。
彼女は後に亡くなって20年後位にピューリツァー賞を受賞している。彼女の作品は、今では大学などでも夫のテッド・ヒューズの作品と共に試作研究の
一貫で使用される事がある。彼女の長編小説「ベル・ジャー」は今でも「ライ麦畑でつかまえて」の女の子版として読まれている。
シルヴィア・プラスが青春期を迎えた時代、アメリカは特に、女性の選択肢がなかった。知性を持った女性でさえ、「家庭に帰り、良妻賢母」が求められた
1950年代である。また、彼女はとても精神的に繊細。自殺未遂もしているし、父親を早くに亡くしているという事で、家庭的に愛に、特に父親の愛情に飢えている
と言えよう。
今回、グゥィネス・パルトロウ自身も父親を亡くしたばかりの出演で、悲しみにくれていて最初、この作品の出演をキャンセルしようとしていた位だと
聞く。しかし、悲しみを埋めるのはやはり仕事、しかも自分と同じ様な感覚を共有しているシルヴィア・プラスに共感を覚え、出演を決めたという。
ここに出ている出演者はとても面白い。夫役は「エリザベス」「ホワイト・オランダー」「ロード・トゥ・パーディション」に出演していたダニエル・クレイグ。
シルヴィア・プラスの良き理解者として出演している名優の故リチャード・ハリスの息子のジャレッド・ハリス、晩年、同じアパートに住んでいた住人の
役のマイケル・ガンボン。そして、何よりもグゥィネス・パルトロウの実の母親、プライス・ダナーが、やはり母親役で出ています。母親と並んで撮影された
グゥィネスはとても母親の面影が残っています。これもまた面白い話題の1つ。
この映画は、シルヴィアが英国に留学しており、結婚生活の大半をイングランドで過ごしていたという事で英国で撮影されています。
例えば、彼女が留学していたケンブリッジ。ケム川のバンティングの様子が出ているのですがとても綺麗。懐かしいです。キングスカレッジの大聖堂
が移っているのを見た時にはとても感激しました。また、結婚してイングランドに戻りしばらくしてからデボンシャーに移るのですが、ムーア(荒れ野)のシーン
はとても懐かしく、デボンシャーで有名なクロテッドクリームを付けたスコーンでお茶をしたかった位です。とても懐かしい。
話は、彼女がスミス・カレッジを卒業しフルブライト奨学金を得てケンブリッジに留学していた所から始まります。才色兼備なアメリカ娘として人気があった彼女は
テッド・ヒューズの詩を読み、とても惹かれ強い感動を受けて会いたくなる。ある日、パーティーで偶然出会い、それが彼女にとって夭折の詩人を生み出して
しまうテッド・ヒューズ本人に出会い、とても惹かれた。それ以来、二人の交際は続き、シルヴィアはテッドの原稿の手伝いをするほど。ある日の
詩の朗読会でテッドは自分の持論をシルヴィアに語り、その晩、彼らは…。その時、シルヴィアは自分の自殺未遂の件を話す。
やがてテッドの作品「雨中の鷹」が賞を獲得し喜び合う二人。結婚し、彼らはアメリカに渡った。アメリカで歓迎パーティのときシルヴィアの母から絶対に
彼女を幸せにして欲しい。見捨てないで欲しいと言われる。母親はテッドに不安と恐れを感じたのだった。
シルヴィアは大学で教職の仕事につくが、思いの外、仕事はハード。それに、テッドが浮気をしているのではないかと疑いだす。その夜、二人は喧嘩。実はテッドもアメリカでは
執筆活動が上手く進んでいなかった。このテッドの女性問題というのはシルヴィアを生涯悩ます事になります。
イングランドに戻った二人。二人に娘が出来る。テッドは詩人として名声を確立していく中でシルヴィアは子育ての中での執筆活動。しかも、書けないでいた。
これは相当な焦りとなった。しかもシルヴィアの作品を認める出版・批評ジャーナリストは一人だけ。
この中でまたテッドの女性問題が浮かび上がる。彼らは田舎に居を構え、落ち着いた中でシルヴィアの詩作環境を整えようとする。現在のロンドンの家は
貸す事にしデボンシャーに引っ越す事にした。借り手はやはり、詩人夫妻。この夫妻の妻が後に問題となる。
デボンシャーで詩作と育児、家事と忙殺されるシルヴィア。しかし、詩は書けない。
ある日、この夫妻が、デボンのこの夫妻を訪ねる。この時、シルヴィアは夫とこの夫妻の妻アッシアとのただならぬ関係に気づくのであった。
しばらくして、テッドが留守にした時、この二人の浮気を証拠付けるものが発見された。シルヴィアは泣きながら、燃やす。
やがて、疲れきったシルヴィアはテッドと別れ、初めてテッドの事を気にかけなくても良い自分に自由を感じた。次々と詩を書く彼女。そのどれもが傑作で
あった。しかし、売れない。
ロンドンに戻った彼女は厳しい冬、金銭的にも苦しい中、子供を抱えて生活していた。階下の親切な老人の存在は彼女の慰めとなった。
やがて、テッドも彼女にまだ未練がある事がわかったがアッシアを捨てるわけにも行かない。
生活できなくなったシルヴィアは夫と仲直りをし、元の二人に戻ろうと未来のプランを肉体関係をしながらも語る。ところがテッドの返事は冷たかった。
アッシアが妊娠。テッドは彼女を捨てられない。愛している。しかし、またも両てんびんにかけようとするテッド。しかし、この事実はシルヴィアを徹底的に打ちのめした。
心身共に疲れたシルヴィア。彼女の取った行動は…?
なかなか、目の離せないシーンが続く。グゥィネス・パルトロウの演技が輝るこの作品はシネ・スイッチ銀座他、全国順次公開予定。

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ネバーランド

人間、夢を見る事、良いですね。大切ですね。子供ではないですけど大人でも純真な子供の時の気持ちを持ち続ける事。これは非常に大切ですね。
さて、この映画は、「ピーター・パン」の原作者のジェームズ・バリがなぜこの作品が生まれたかと言う事を実話を元に描いています。多少、事実と
設定が違うようですが…。でも、この映画を見て涙した観客はかなりいたと思います。涙まで行かなくても心にぐっとくる何か温かい物、感じた方、
多いと思います。これはジョニー・デップの感動作品と言っていいと思います。ついこの前、上映していた「シークレット・ウィンドウ」ともまた、
一味、雰囲気の違う作品です。「シークレット・ウィンドウ」もなかなか興味深い作品でした。彼が出演した映画、「シザーハンズ」それから間が
あきますが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」から公開されている彼の映画は殆ど見たと思いますが…。「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」
はちょっと別ですが…。彼は最近とても活躍しています。目が離せない俳優だと思います。今回もアカデミーの期待がされています。
また、共演のケイト・ウィンスレットは「タイタニック」で有名ですがしっかりとより大人の魅力をつけた女優に成長したと思います。
しっかりした、良い演技でした。
また、ピーター・パンの名前にもなったピーターの役をした少年の演技も良いですね。どこかで書かれていましたが第二のハーレイ・ジョエル・オスメント君
とまで言われています。あの涙一杯の顔、忘れられません。
また、ダスティン・ホフマンも出演していました。
ところで、このジェームズ・バリはよく犬の散歩をかねてケンジントン・ガーデンズにいくのですが、ここにはケンジントン宮殿があり、故ダイアナ元皇太子妃
の関連の博物館にもなっています。とても広い公園です。私は、一度時間を過ぎてしまってロックされて、脱出するのに苦労した事があります。とても綺麗な公園
です。サーペンタインの池の近くにはピーター・パンの銅像もあります。私は広すぎてまだ、ここまでたどり着いていないのですが…。
昨年は冬に「ピーター・パン」の実写の映画が公開になりました。今、DVDで販売になっています。なぜ、今、ピーターパンなのか。
このピーターパンの劇場上映がされて昨年でちょうど100年。それがあるからです。
ジェームズ・バリはスコットランドの出身。スコットランドはエジンバラを除いて言葉にかなり強烈なアクセントを持っています。これを会得したジョニー・デップ
は凄いですね。なかなか難しいんですよ。夏のスコットランドは最高です。何年か前にスコットランドをかなり回りましたが、とても良かったです。
この映画を見たらまた、イギリス、行きたくなりました。もし、ロンドンで、また、「ピーター・パン」の再演がありましたら是非見てみたいです。
ジェームズ・バリは子供好き。子供と一緒に遊ぶんです。また、そういうことがあるせいか彼には悪い噂が色々とありました。一番大きいのは
「ピーター・パン症候群」という言い方でしょうか。こういうのに「ポリアンナ症候群」というのもあるのですが、これらの言い方は作品を
極端に侮辱し、作者に対して非常に失礼な言い方だと思います。確かに、そういう傾向の人がいるかも知れませんが病気扱い、仮に病気だとしても
これらの名前をつけるのは抵抗を私は感じます。
ネバーランド。ここは奇跡が起こる場所。想像上の素晴らしい場所。幻想の場所、理想郷。信じていれば必ず行けるとされる場所。
永遠に自分が夢見る事の出来る場所。人間はいかにしてそんな場所にいけるのか。永遠の課題でしょう。
ジェームズ・バリ当事はスランプ中。書いた作品が不評で初日から最悪の状態。批評も最悪。そんな時、彼はいつものようにケンジントン・ガーデンズ
に散歩に行った。そこで、ある一家に出会った。子供達は遊び、楽しそうにしていた。ところが一人だけ兄弟の遊びに加わらない。なんとか、しようと
色々と振りをしたり演技をしたりして子供達と仲良くなった。そして、再会の約束をもした。
聞けば一家の主人は亡くなったばかり。収入も無く、子供達はたくさんおり、色々と苦労している様子。特にピーターは父親が亡くなってから気難しくなっていた。
しかし、母親はその苦労を他人には見せない。
その話を帰宅して妻に話すと、一家を夕食に招こうという事になった。妻は社交界に出入りし何とか、認めてもらいたいために母親の実母に近づいてきっかけを
見出そうとしていた。なぜなら、その実母は社交界では名の知れた人物で顔も広い。親しくなって社交界で認めてもらおうと思っていたのだ。
さて、ディナーは実現したが、一家の母の実母は彼女を余り相手にしない所か、ジェームズ・バリの行動にまで、大人が子供と遊ぶなんてとさげすんでしまったのだ。
彼の妻にとってはこのディナーは最悪の気分。しかし、それは実母の彼女に対する冷たい仕打ちだけでなく、ジェームズ・バリが一家と親しくなる事が嫌だったのである。
社会的に噂にもなるし、自分がはずされた気分になったのである。しかし、バリにはわからない。
夫婦間の関係が悪くなるにつれて益々外に出て、子供達と接していくバリ。彼は子供達の中のピーターという子の中に自分を見つけ親しくなっていく。
そんな折、彼は一家を郊外の別荘に招き、一家を悪い噂から守ろうとする。彼自身幸福であった。しかし、問題があった。一家の母親が病気になってしまったのだ。
そんな一家を助けようとするが一家の実母に良く思われず妻からも信頼されず彼自身困ったのだ。子供達と遊ぶ事が彼のイマジネーションを掻き立てる。
だんだんと彼女の病気は悪化する一方。そんな時、彼のピーターパンの初演があった。一家を招待したが発作を起こし一家は行けなかった。
ただ一人、ピーターだけが行った。作品は拍手喝采。招待された子供達も楽しんだ。
そんなある日、彼は以前から母親から「ネバーランドはどんな所?」という質問に答えるために彼女の自宅で身に上演した。そして…。

これは本当に良い作品でした。心温まるハートウォーミングストーリー。新春。感動の涙を受け取りませんか?


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オーシャンズ12

またまた、あの「オーシャンズ11」がやってきた。相変わらずの豪華キャスト。そして、相変わらずのデカイ仕事をやってのける彼ら。しかし、今回は
少し、状況が違っている様だ。まず、オーシャン(ジョージ・クルーニー)と前作では謎の女(実は以前に夫婦だったという設定でテリー・ベネディクトの女だった)として出ていた
彼女テス(ジュリア・ロバーツ)が再度結婚している!!!!
しかも、あんまり大きな役どころがもらえなかったライナス(マット・デイモン)はダニー・オーシャンの右腕のラスティーに「今度は重要な役にさせてほしい」
などと訴える。相変わらずしつこい悪役のテリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)も彼らに付きまとう。おまけにユーロポールの捜査官(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)とラスティーの不思議な関係。
これらが非常に錯綜していてわかりにくくなっているなあと感じた。。
舞台はアメリカを離れ、ヨーロッパのアムステルダム。ところが、撮影開始となるのはいいが、出演者の一人である、ジュリア・ロバーツの妊娠がわかり、初めと脚本および
原案が変わったとの事。これだけ、豪華スターが集まれば色々と物事が変わる。
しかも、ジュリア・ロバーツがジュリア・ロバーツを演じなければならない所もあり、しかもユーロポールの捜査官だったはずのキャサリン・ゼタ=ジョーンズも今後はもしかしたら?
それに、さらに、大物がカメオ出演してくれる? と様々な話題提供のがあり、前作をさらにスケールアップした今回は…。

前回、オーシャンズ11に上手い事、お金を取られたテリー・ベネディクト。復讐の為にメンバー一人ひとりを訪問し、金を二週間以内に返せと要求。
そこで、メンバーが集まった。怯える者もいればやってやろうと言う者ありと参加態度はそれぞれバラバラなのだが殺されてしまってはたまらない。しかし、アメリカ国内では
彼らは有名すぎるので海外でという事で、マツイという謎の人物(この人物もラストの大ドンデン返しの時に重要)に相談。そこで、アムステルダムに飛び、第一の作戦をするが失敗。
(実はこの第一の作戦の時、私自身疲れていたんですね。毎日映画見ていてしかも、この日は4本見るので。思わず短時間ですが眠ってしまいました。だからどんな作戦でどう失敗したかよくわかりません。)
おまけに彼らを追うユーロポールの捜査官。彼女はラスティーと関係があり、ラスティーに過去に振られているとか…。彼女に追われ、オーシャン達はアムステルダムを一時撤退。しかも彼女の執拗な
追跡。彼女の執拗な追跡は実は、ラスティーが彼女にあった時、携帯を盗まれていたから。
一方、第一の作戦を失敗した彼ら。オーシャンは誰のせいで失敗したかを突き止めた。話あったが、逆に「世界一の大泥棒」の名声を決める話を逆に持ちかけられ、同じ物をねらって
ローマへ。ローマでパリから移送される美術品の「豪華な卵」を盗む事で合意。早速、取り掛かる。
しかし、このことはすべて捜査官に筒抜けになっていた。なんとか、盗み出そうとするグループのメンバーが次々と捕まる。ここで、必要とした残りのメンバーは考える。
まだ、アメリカに残っているテスの力を借りようと呼ぶ。その際のテスの自分のカメオをやる時のシーンが見ものです。それだけではありません。ここでなんと、
あの大物俳優が自分自身でカメオ出演。彼のこの時の存在は大きいですよ。
さて、ここで、捜査官は実は上司の許可なくして行動に出たという事で、今度は終われる身に…。しかし、オーシャンたちを捕まえたい彼女。ラスティーと彼女の関係はどうなるんでしょうか?
そして、グループはどうなるの? 誰が「世界一の大泥棒」?
これがすべてわかった時の結末は? ここでどうでるのか、オーシャンたち…。

今回は私も途中で少し眠ってしまったせいもあり、ちょっと完璧に話を把握していない部分があるんですね。また、スケールが大きくなったことで話が交錯し過ぎて
わかりにくくなっています。大きな仕事をやり遂げた彼らは凄いんだけれど、私自身の感想としては結末の爽快感は、前作の方が上だなと感じました。
ところで、大物俳優のカメオ出演。誰でしょう? あの人ですよ。(アクションで有名。最近はなるべくアクション物以外にも取り組んでいます。
最近は何に出たかな? 「ティアーズ・オブ・ザ・サン」とか…。)
posted by diane at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北の零年

日本の映画としては、かなり力を入れて製作されたのだろうと思う。一種の大河ドラマの様な雰囲気をも持つこの作品はやはり、上映時間が非常に長い。
未だに自然の宝庫として名高い北海道を舞台に自然溢れる画像が、スクリーンに広がる。この風景は北海道のどこかなと始めは考えたが、後でわかったが
色々な所で道内各地色々な所で撮影されているが特に日高地方の静内が舞台だという事が映画を見ていてわかった。現在サラブレッドの原産地として名高い
日高地方だけれど過去にこういう先人達の苦労、それから隠された史実があったんだという事もフィクションといえども納得させる。また、アイヌ人が出てくるが
この辺りは未だに引きずるアイヌ・ウタリの人達の問題も抱えている。大きな劇場の大スクリーンでTHXサウンドの良く聞いた所でこの映画を見る事が出来たのは
とてもよかった。観客層は比較的、年齢の高い方が多かった様に思える。
もう1つ、この映画で言えるのは、配役の人達がとても豪華であるという事。まず、主演の吉永小百合。私は彼女の映画は殆ど見た事も無く多少、
昔の映画のフラッシュという形でしか見た事がない。しかし、日本映画史上、彼女の存在は重要であり、とても綺麗で、未だに現役で活躍なさっているのは
とても素晴らしいと思うし、この役は彼女だからこそ、楚々とした清楚な日本女性から、開拓に生き、逆境にも負けずに、自分の信念「夢見る力がある限り、
きっと何かが私達を助けてくれる」に基づいて行動した
女性を演じる事が出来たのではないかと、思っている。また、他の配役としては、渡辺 謙。今やハリウッド映画にも出演し期待されている人物。
この映画に出て、「バットマン」シリーズにも出演というのはかなりタイトなスケジュールだったと思う。しかし、刀の似合う人だ。
最近の日本映画にはよく出演している香川照之。彼も目が離せない人物。本当によく出演している。主役ではないが映画の中でのキーとなる役どころを
彼独特のセンスで演じてくれる。他には「踊る大捜査線」シリーズでも欠かせない人物に柳葉敏郎。それから、豊川悦司。渋い演技を見せてくれる
石橋蓮司、平田 満など。配役の事を言い出したら切りが無いくらいだ。これだけでもこの映画のスケールの大きさがわかる。
また、監督はついこの間まで話題に上っていた「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定 勲。その他、7000人のエキストラ。オープンセットの作り。衣装の
細かな縫製等、スタッフに至るまで凄い。
さかのぼれば話は淡路島にまで至る。詳しい事情はこの映画だけではわからないが、淡路島はどうやら徳島藩の一部であり、特殊な事情に
おかれていたらしい。そこで明治維新。新政府とのやり取りの中で何かの諍いがあったらしく、ここの淡路にいた者は北海道に移住しなければ
ならない事情になったらしい。良くわからないが、当時の北海道は本当に開拓の時代。同じ様な事情で、または、何かのいわくがあって移住してきた者
は多数いたであろう。今でこそ、政令指定都市、約190万の人口を抱える札幌でさえ、当時は単なるど田舎の街にしかすぎなかったのではないか。
話は彼らに戻るが半月にも上る長旅の後、ようやく彼らは北海道にたどり着く。曰くはともあれ、先遣隊もいた中で、「未開の地に自分達の理想の国を作ろう」
と、移住してきた面々は思い頑張っていた。しかし、北海道は未開、知られざる北の大地。自然の怖さが彼らに襲い掛かる。なかなか、実りを見せないのだ。
自然環境が違いすぎ、農法や品種を考えなければならない。そこに第二陣の船の難破。待ち焦がれていた彼らの殿様にも見捨てられた様な形の彼らは腹をくくって
ここに生きていく決意をしなければならない。しかも、この時代は明治政府の立ち上げの時な為に色々な制度が出来る。ここも例外ではない。そんな時、怪しい商人
が彼らに近づく。ある意味彼がいなければやっていけなかった彼らはこの商人の言うがまま。一方、実りの無いここでは新しい品種の米が必要となり、渡辺 謙扮する
ここでの武士たちのリーダー格が札幌へ発つ。ところが、行方不明になり消息が消える。そんなとき、彼の妻である吉永小百合扮するヒロインは周りの
そしりも辛かろうに、一生懸命頑張って、立派な牧場を作り上げていくのだった。そこには、アイヌの民と一緒に生活する豊川悦司扮する元会津藩
の武士の手助けや、北海道の酪農では忘れてはならないエドウィン・ダンなどの助けで牧場経営も農場も軌道に乗り始める。そんな時、彼女の牧場に軍馬の徴用命令が
下る。それを今や静内の戸長となった怪しい先ほどの商人が伝える。今や彼はかつては上の身分の者であった武士たちまで顎で使っているのだ。
この命令を一度は断るが、そうこうしている内に開拓使の使節がやってくる。その人物は…。
多少、フィクションの部分や誇張もあるが北海道の開拓、自然の大きさを知るには良いと思う。
久々の日本映画史上のスケールの大きい大作だと思う。
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東京タワー

「冷静と情熱のあいだ」で売れた江国香織原作の「東京タワー」。この作品は黒木 瞳が年下の男性と恋に落ちると言う事でテレビ・雑誌・ラジオ
などで前評判の高かった作品です。前評判通り、私の行ったシネコンでは毎回、早々と満席になりました。チケット一枚買うのも大変。
まず、始めの方で使用されるノラ・ジョーンズの曲。とても印象的でした。この曲の雰囲気がこの映画全体を支配していた様な感じでした。
それから、最後に山下達郎の曲が使われていて、何となく今後の二組の「年上の女と年下の男」という組み合わせの将来的な見通しを暗示させる
様な曲だと思います。
音楽のみならず、この映画はとてもお洒落に出来ています。ハイセンスな感じが要求されてきます。
たとえば、ロケーションに至っては常にどこかで東京タワーがどちらかと言えば夜景で撮影した部分が大きかったかな?
葉山やパリは無理ですが、それでも、パリのシーンはエッフェル塔が入っていました。
それから、特に黒木 瞳が関わる世界は比較的有名人が集まる場所やシーン。その為、とても素敵な場所(普通なら滅多に行けない)様なところ。
次にファッション。黒木 瞳のイメージと役のイメージのせいか、非常に高級感漂うファッショナブルな雰囲気。そして、スタイリッシュ。これが素敵。
全体的に特に黒木 瞳のカップルを描くシーンではとても知的なインパクトを与える。知的のみならず芸術的な部分もある。例えば、もう一組
の寺島しのぶの方はフラメンコを踊る。これも練習がかなり必要で、運動能力、ダンスの素質、芸術性等かなり質的に優美で高級感溢れる感じ。
どちらのカップルの男性もジャニーズ系。もちろんルックスもセンスも申し分ない。風景にしても人物の撮影の仕方もとてもファンタスティック。
特に東京タワーが夜のシーンでどちらのカップルの場合も象徴的に出てきていてそれが夢見心地な世界になる様に撮影されています。上手い使われ方。

そういう外観的部分だけでなく、カップルの特徴もはっきりと対照的だなと感じます。黒木 瞳カップルは「知的」「透明」「静寂」「幼稚性」。
一方、寺島しのぶの方は「野生的」「本能的」「カラフル」「赤」「情熱的」をとても強く感じました。
これは、ストーリーからすれば当然、感じなければならない物なんです。
高校での同級生、透と耕二。この二人は今、大学生であるが、それぞれ年上の女性と付き合っている。どちらも比較的裕福な家庭らしい。
きっかけはそれぞれ違うが…。
透は母親に連れられて詩史(黒木 瞳)の店へ。透は母親に過保護に過剰に愛されて育ってきた。雰囲気で一瞬にして落ちてしまった。
詩史からの午後四時頃の電話を待つ毎日。自宅で詩史の好む物に囲まれてすごしている。この部屋でも東京タワーが見える。彼の生活は大学生
の顔以外すべてが詩史次第で動いている様だ。いつもは約束をし、どこか洒落たレストランなどで食事をしたりして過ごすのだが三年も過ぎれば
もっと一緒にいたいと思う様になってくる。ある週末、詩史は透を自分の葉山の別荘に招待する。そこへ予期せず夫が…。そして、しばらくして
透は詩史の夫から呼び出しを受け、詩史について話をする。そして、透に絶望感を与える。また、母親も、詩史の家のパーティの準備の時に現れて
詩史にくぎをさす。そして、電話の連絡も途絶え、しばらくして、透はパリへ。そうして、詩史は…。
一方、耕二は透と比べると人付き合いが広い。耕二には既に彼女がいる。ある日、彼はバイト先の駐車場で貴美子(寺島しのぶ)に会う。車の駐車
が苦手な貴美子の代わりに止めてあげた耕二はそれ以来、貴美子と付き合い始める。主婦業に忙しい彼女は夕食までのひと時、彼と不定期に会い
つかの間の一瞬を楽しむのであった。実は彼女は家庭生活では幸福感が満たされていないのだった。互いに惹かれる物を感じそのままずるずる。
実は、透は耕二の事を心配し貴美子との付き合いを止める様に言うのだった。透は高校生時代、クラスメイトの吉田という女子生徒の母親と関係を
持ち、吉田にみられ、家族ぐるみで問題になったことがあるからだ。同窓会で吉田と会い、それから吉田は執拗に耕二に付きまとう。そんな中、耕二
は貴美子との関係に疲れてきていた。感情のままストレートに来る彼女。どうしていいかわからない耕二。そんな中、ある日、バーで耕二は付き合って
いた彼女と吉田がバイト先で同席して困っている最中、貴美子が現れ、思いをぶつける。もう、どうしようも無いのだ。付き合っていた彼女にも
振られ、いつの間にか吉田にも愛想をつかされ、自分のバイト料で買った車を乗り回していた。偶然、貴美子の出ているフラメンコの発表会に
花束を持って現れた耕二。車で帰る時、突然、貴美子が現れた…。

どちらのカップルも山下達郎のの曲が暗示するように、ノラ・ジョーンズの様なまったりとした世界から抜け出して結論を出して自分の心に
整理をつけたがっているようだ。今後、この二つのカップルがどう決着をつけていくのかが観客の推測する所となっている。
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舞台よりすてきな生活

ロバート・レッドフォード製作総指揮の作品。しかし、監督は彼ではありません。でも、この作品はとてもユーモアとウィットに富んでいて
何気に「くすっ!」と笑えた映画でした。原題は「HOW TO KILL YOUR NEIGHBOUR'S DOG (隣の家の犬を殺す方法)」なんて、物騒なんですが、
その為か、邦題は全く違う物になっていますが、この原題も、映画のストーリー展開上、必要な事柄なんですね。最後まで見ているとわかります。
この作品は元々、テアトル系の作品ですが順次全国公開されていきます。笑いの要素があちらこちらに散らばっている為に観客の皆さんの
笑いのポイントが多少違っているのも面白かったかな。
まず、L.A.に住んでいる劇作家の英国人と言う設定です。そして、英国人と言う事を多少強調しないとこの作品の面白さが多少減りますので、
せっかくのカリフォルニアが舞台でも冬の設定です。そして、これは監督とか、演出の方の考えなのでしょうか。一般のアメリカの方の英国人の
イメージがよくタバコを吸う、ビールを好むと思っているのか、主人公がいらいらしだすと、やたらとタバコを吹かしているんですね。
実際、そうなのかも知れませんが…。
そして、英国人の劇作家ということで周りの人が有名な作品を次々と言っていくのですがこれが全部、アンドリュー・ロイド=ウェーパーの作品
名ばかりです。とにかく彼は世界的に有名だと言う事でしょう。もうすぐ「オペラ座の怪人」の映画公開になりますね。彼が作曲・脚本担当していますから
元々のロンドンのシアターでやっているものに近いと思います。
この英国人の劇作家の役はケネス・ブラナーがやっています。彼は元々舞台俳優なんですが、最近は、映画にも良く出演されているようです。
有名所では、ハリポタシリーズの第二作目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ですね。彼は、新しい魔術(?????)の教師として出てきますが、
あそこでも随分とユーモアを利かせて出演していました。また、ハリポタはイギリスが舞台、今度のこの映画はアメリカという事のせいかな。
イギリス英語っぽさがハリポタ程ではないんですね。逆に後で(笑えるんだが)彼の偽者役をやっている人の方がはっきりとイギリス英語だなと
感じます。
さて、この作品はL.A.に住んでいる英国人の劇作家。過去は色々と取り沙汰されて賞を受けたり、よく、喝采されていましたが、ここの所は
超スランプ中。特に子供の所の描写が書けない。彼は元来子供が苦手。当然、作品も堅く、スムーズじゃない。しかも、最近は彼の妻が「子供がほしい」
と言って、彼にプレッシャーを与えるものだから余計に子供に関しては敏感。当然、夜の性生活も上手くいかない。ちょっと不眠気味。
しかも、最近になって、隣の家で犬を飼い始めた。夜になると鳴き出すので、彼としてはうるさくて寝られやしない。できれば殺してやりたい
とまで考えている。そこで、仕方なく夜の散歩に出る様になった。
最近、近所では彼の名声をあがめてなのかねたんでなのか精神異常者なのか、彼の偽者が現れ、名を騙り、近所に迷惑をかけている。
夜に、散歩に出ると警察に同行されて妻に本人確認される始末。しかし、初めはこの偽者を迷惑がっていたが、実は夜中の散歩の良い相棒になっていくのだつた。
一方、近所では離婚したばかりと言う娘連れの母親が越してきた。この子が彼には最初は疎ましい存在だったが、彼の作品の子供の描写という点で
彼女と接触するにつれ、良い影響を与える。そして、この女の子は障害を抱えていたために両親が何もさせていなかったせいか友達もなく、内気だった
が、この夫婦と付き合う様になってから、水泳したり、ダンスしたりで明るくなっていくのだった。
ある日、彼女のダンスを母親の前で披露させていた時、彼女が何度もミスをするので恥ずかしいと感じ、止めさせようとした。
そこで母親と夫婦の言い争い。一番心にダメージを持ったのは女の子。その後、この子はこの夫婦との付き合いを禁じられる。
ある日、この女の子の母親が、前夫との間に縁りが戻り、女の子との別れの時がやってきた。別れる時、彼らの間には何ともいえない友情の様な
物が芽生えていた。そんな時のある夜、寝ている時に突如として銃声が…。すると、隣の犬が死んでいる。彼は警察に…。
大きな声で笑えるコメディも良いけれどこの様に随所に問題を孕んだコメディタッチの粋なセンス。これを精一杯楽しんだ映画だと思う。
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TAXI NY

今年になって見た笑えてしかも爽快でカッコイイ娯楽映画と言って良いと思う。今年のお正月娯楽映画は「カンフー・ハッスル」に始まったが
これも、超娯楽映画。しかもあのリュック・ベッソン原案の映画とくれば見たくもなる。元々はフランスで作られてシリーズ化されたと言う事
だが、実は、リュック・ベッソン関係の映画では、私自身は余り見ていない。有名な所では「グラン・ブルー」「フィフス・エレメント」位かな。
だから、フランス版「TAXi」は見ていない。
しかし、映画は監督や製作者の名前で見る物ではないので作品そのもので見ると私は結構、面白かった。
まず、タクシードライバー役のクィーン・ラティファ。彼女は面白くいい役者だ。最近の有名な作品では、「シカゴ」の女看守役。そして、一昨年
公開の「女神が家にやってきた」。これがとても印象的。そして、彼女は、良い歌手でもある。その彼女が最近はこういうコメディに出ていて
とても面白いアクセントの利いた作品に出演している。相棒役の方は実は、私はあまりよく知らないのだがコメディアンとして人気上昇中との事。
そして、どこかで見た事あるなあと思っていたら銀行強盗団の女ボスの女優。実はスーパーモデル。そー言えば確かにラルフ・ローレンのポスターで
見た事あるなあと思いました。しかも、彼女は、レオナルド・ディカプリオと交際しているとか。そして、やはり、モデルだけあってとても
スタイルが良いなあと思ったのは私だけではないはず。別に偏見はありませんが私自身の意見としてヨーロッパは別かもしれませんが、一般に
北アメリカやオーストラリアあたりの人って意外とヒップとかウェストの辺りが大きいのですが彼女はとてもスラッとしていてとてもかっこいいなあ
と思ったのは私だけではないと思います。
おまけにかっこいい車。BMW。いいですね。とても良い。お値段高いだろうなあ。等と思ってしまいました。
それから、タクシーに使われた車の凄い改造。びっくりしました。これがまた、おもしろいんですね。かっこいい。カーチェイス。ところがそれでも
フランス版の映画と比べるとカーアクションの部分が少ないとの事。そうなのかな?
タクシードライバーとしての免許をもらったばかりの彼女はこのスーパータクシーでお仕事中、突然、ドジばかりしていて、モトカノにも警察官として
地位も先を越され、しかも、車の運転は超下手の刑事と偶然遭遇。彼は、銀行強盗の犯人を追跡しようとして彼女のタクシーに乗り込む。そこで、
犯人の強盗団のBMWを追跡してくれと彼女に頼む。そこから、彼らの面白い関係が始まる。犯人をスーパータクシーで追跡する彼女は車もさることながら
将来はレースに出たいと思っているくらい。だから抜群のドライビングテクニックを見せてくれる。もちろん、ここは、カーアクションの部分
なので犯人側の車も良い足回りの車だ。この刑事はがんばろうと力む余りにいつもドジばかり。彼女もかなり切れていたし、せっかくの彼氏との
デートもこの刑事のおかげですっぽかす羽目になってしまった。二人ともとにかく上手く行かない事に落ち込んでいたが、そうしているうちに
とにかく犯人を捕まえれば良いのだと言う事で意気投合。犯人はブラジルから来た超美人4人のグループ。何回も銀行強盗を繰り返していたが
この凸凹コンビはそれなりに頑張り、犯人像の割り出し、追い詰めるところまで行く。そこで、ニュー・ヨーク中をタクシーとBMWのカーチェイス。
最後はやはり、土地勘のある二人か…?

という事で、ハラハラ、ドキドキの信じられないドジ、カーアクション。そのスリル感を楽しめた娯楽映画でした。
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巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)

編フランス語の映画で、一部アメリカ人の役の人が多少怪しげな英語を使うくらいのミニシアター映画。シャンテ・シネ以外では現在は全国でも
一館か二館位しか上映していない作品。
英語による、ミュージカル映画は何度か見ていたがフランス語の歌と歌かセリフなのか完全に区別が付かないのがふんだんにある映画は始めて。
これは、分類上はオペレッタと言う物らしいのですが私としてはそんな難しい言葉を当てはめるよりパリ風ミュージカルと言った方が良いかもしれません。
オペレッタは絶対に悲劇に終わらずハッピーエンドで終わるのが特徴。また、映画の中の歌等も、生録音が通例だそうで。
なんというか、騒々しい面白い映画ですね。結局、一人の女性が中心なんですが、この女性の回りにいる男性達が皆、彼女と関わりがあり、彼女に関心がある。
できれば物にしたいと言う所でしょうか? そこにまた微妙に女性たちが絡まり、話は複雑な喜劇に。
で、最後は三人の女性がきちんと三人の男性のさやの中に美味く納まるという。なんともはや忙しい映画だなと思いました。
舞台は多分、1920年代のパリ。女性のファッションに特徴がありますから多分そうだと思います。特に帽子が面白かったですね。
当時としては中流の上の家の人達なのかな? 車を持っているとか、独身男性が女性を誘い込むアパートの内装とか見ていたらそうかもしれません。
ファッションと美術装飾品は見ていて素敵だなと思いました。
監督はフランスの巨匠アラン・レネ。この映画には原作があり、実際に1925年にパリでロングランヒットしたオペレッタの映画化だそうで、
セザール賞も三部門受賞しているとか。
この話の喜劇的なややこしさも特徴なんでしょうね。
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サイドウェイ

本作品は第77回アカデミー賞で脚色賞を受賞している。

私はこの作品は、ワインを主にした映画だと思っていたがそうではなかった。実はとても含蓄のある深い作品である。

人間には色々な人生がある。これはワインと一緒。色々な種類があり、育て方にも種類によっては良くも悪くもなる。環境ばかりではなくその種の持っている特性によっては色々と味も変化していくのである。ある意味、ワインと人間の人生って同じ部分があるのかもしれない。

作品の中に「ワインは日ごとに熟成して複雑になっていく。ピークを迎えるその日まで。ピークを境にワインはゆっくりと坂を下り始める。」という部分があるが、ピークを境にいかに折り始めるかはその人自身にかかっていると思われる。

本作はワインで有名なカリフォルニアが舞台。色々なワインを試しながら本当の自分を見つけるための「寄り道(SIDEWAYS)」これは決して無駄ではない。むしろ、ワインと同様、人間もいかに生きてきたかの軌跡を作るかの様。ワインもピークを過ぎたかといって乱暴に扱われてはそこの味わいも無い。人間にもワインにも寄り道は必要なんだと思っている。しかし、ここに出てくる二人組はまだ熟成の段階には至っていないのだろう。彼らの人生はこれからだ。現在の状況は良くなくても心の底では未だに希望を持っている。その希望がある限り、熟成はまだまだなのである。ピークはまだ。彼らは、ピークに至るまでの紆余曲折での悩みに翻弄されて心に余裕が必要なだけ。それがSIDEWAYS。

まだ、見ていないが、この作品の主役は「アメリカン・スプレンダー」のポール・ジアマッティ。彼の駄目男ぶりの演技は面白い。

この二人組は主人公マイルズ(ポール・ジアマッティ)とその親友の物語。親友のジャックは後、一週間で結婚。今まで色々と女性遍歴があったがついに年貢の納め時。身を固める事にした。一方、マイルズは逆に離婚歴があり、以前の妻が忘れられない。表面上は忘れたフリをしていても未だに気にかけている状態だ。そんな二人が、ジャックの独身最後の記念のワインツアーに出かけた。ジャックは以前は人気のタレント。マイルズは作家になりたくてもがいているがいつも出版社から断りが来て生計の為に中学校の英語教師をしている。マイルズはしかし、マニアックと言えるほどのワイン通。映画の中で見せるマイルズのワインの講釈はとても興味深い。
ジャックは独身最後の旅なので自由を満喫したい。マイルズは心の痛手と元来のやさしさで女性に対して非常に弱気。今回のツアーもワインとゴルフのみのツアーにしようとしていたが、行く先々で出会う出来事や人物にあって気落ちしていく一方。ジャックはそんなマイルズに見るに見かねて色々と仕掛けていく。そんな時、マイルズは素敵な女性とであった。盛りを過ぎた駄目男が彼女との出会いをきっかけに変わっていく目的が変わった旅路。自分探しの旅路になる。大きな寄り道。日本では難しいかも知れないが、アメリカならではの人生の再発見。


いったい人生のピークって誰が決めるんだろう。この映画では自分たちが決め付けているような気がしたが、まだまだ一般社会では偏見的見方で勝手に人のピークのレッテルを貼ってしまう。人生のピークはその人の人生が終わった時に始めてわかるもの。ワインだって盛りを過ぎたといわれたって状態さえ良ければピークは持続する。また、下がり方も変わる。
人間だってワインだって同じ。
自分の心に日を灯す旅、目的で無かったけれど本当の自分を見つける様になる旅、そんな旅があっても良いのではないかな?

特に馬車馬の如く働いてきた日本人には別な人生観を見せてくれる旅。結局は元の生活に戻っても、心にはきっと何かが残るはず、ちょっとした寄り道は悪くない。

そんな社会がこないかな。疲れ切った人間には必要なSIDEWAYS。私たちの生活に一番必要な物だと思いました。


しかし、カリフォルニアワインおいしそうに見えました。私はお酒は全く駄目なのでいつも悲しい思いをしているのですが、良いですね。
ワインは人の食卓にちょっとした豊かさをくれる飲み物。私も飲めれば良いのにな。

だからいつもスコットランドに行っても醸造所に行ってもティスティングすら出なくて残念。
オーストラリアに行っても実はワインの有名な生産地なんだけれど私は飲めない。これまた、残念。
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2005年08月28日

今週見た映画は…  そして NYの風景

New York  2005 122test.jpg

なかなか、NYの滞在記書けません。取り合えず゜一枚だけここにアップしておきます。
これはブルックリン橋です。本来、ここは夜景が綺麗なので有名な橋なのですが、全て夜景は
失敗してしまいました。
これは、ロウアー・マンハッタンのサウス・ストリート・シーポートに行った時、ピア17から
撮影しました。
時間のあったときに改めて書きたいと思います。

いやー、体調がいまいちと言うか、疲れていつも早々に死んでいます。
特に今週末は持ち帰り仕事を抱えているので余計ですね。
おまけに英会話のレッスンが土日にありますしね。
英語の講座の課題もやっていないし溜めています。だから、レビューがなかなか書けません。溜めているなあ。
それに、1月のオーストラリア滞在記もこの間のNY滞在記もまだデスね。
もっと言えば昨年の夏のロンドン・エジンバラ超短期滞在記もまだです。

でも映画は見に行くのです。不思議ですね。

で、今週見たのは…

「リンダ リンダ リンダ」
「ノロイ」
「容疑者 室井慎次」
「ランド・オブ・ザ・デッド」
「愛についてのキンゼイレポート」
「南極日誌」
「奥様は魔女」

です。

これもまだだなあ。

posted by diane at 22:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

N.Y.から戻ってきてもう一週間

帰ってきてこんなに経ってしまいましたが疲労と仕事と映画を見なくてはという野望に燃えましてブログの更新もせずここに至ってしまいました。
んで、じゃあ、一週間でどれだけの映画を見たかと言うと

「大いなる休暇」
「ダンシング・ハバナ」
「ヒトラー〜最期の12日間〜」
「コーチ・カーター」
「マダガスカル」
「運命じゃない人」
「妖怪大戦争」
「ハービー/機械仕掛けのキューピッド  (吹替え版)」
「マルチュク青春通り」
「アルフィー」
「ハッカビーズ」です。


しかし、レビューを書く時間が無いです。
posted by diane at 17:42| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月03日

ロボッツ  (字幕版)

さすがに夏休み時期だけあって子供向けの(大人も楽しめる映画もあるが)多くなってきました。このロボッツもそうでしょう。表向きは機械になっていますが実際は、人間の夢や希望をどう生かしていくか、そして、それをもって生きて行く事がどんなに大切な事か、そして新しいものが開発されたから、それの方が性能がいいから使い勝手がいいからと言ってそう簡単に物を捨ててしまう現代の使い捨て社会に対する警告。私はこの映画からこれらの事を感じ取りました。
宣伝では「アイス・エイジ」のスタッフが製作した冒険ファンタジーとの事ですが、確かにそうですね。ある一人の若いロボットが自分の夢に向かって旅発つという意味では冒険ファンタジーと言えると思います。そして、田舎から知らない都会に出て色々な経験を通して自分の生き方と言うのを学んでいく。と言う意味ではとても子供には良い作品かも知れませんが、なにぶん未来でロボットの世界。これは少し子供にはわかりにくかったかも知れません。

この点では、賛否両論でしょう。
しかし、全体的にカラフルな色合い、それからフルCGアニメと言う事でとても色彩的にも技術的にも難しい構成と言えるでしょう。
しかし、この映画のロボットデザインは私はあまり好きではありませんでした。
そう言う方も沢山いらっしゃるかと思います。

さて、私の見たのは字幕版ですので、元のままのキャストの声で聴く事が出来ます。
このロボッツに出演している人達もかなり豪華な面々です。
主役にはユアン・マグレガー。この時期ですからシネコンによっては同時にユアンの出ている作品が3つ一度に見る事も可能ですね。
ちなみにユアンのスコティッシュ・アクセントはだいぶ抑えられていましたが所々にその名残が…。しかし、これからますます、ハリウッド作品に出演する機会も増える事でしょうから
少しずつ慣れていかないと…。最近は、彼の出る作品はダイアログ・コーチがついていますね。(スターウォーズを除く。)
そしてハル・ベリー。昨年はラジー賞でしたが、「チョコレート」でアカデミー賞を撮っています。
ロビン・ウィリアムスも出演しています。彼も「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー賞取っています。
面白いところではグレッグ・キニアでしょうか。「恋愛小説家」ではかなりよい演技をしていましたし、比較的最近のマット・デイモンと共演のコメデイ映画「ふたりにクギづけ」はとても面白かったです。

という感じの豪華キャスト&スタッフですが、批評は分かれるのではないかな。
posted by diane at 23:31| Comment(3) | TrackBack(24) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スターウォーズ  エピソード 3 シスの復讐  2回目

NEC_0023.jpg



最初に見た時は先々行上映の時だったが、今回は普通の時に見に行った。
と言うのは、前回は音響の点でTHXではなかったのと大画面で見たかったから。
前のも大画面でしたが…。元はIMAXシアターでしたから。

やはり全体的に画像が暗いですね。これはアナキンがしっかりとダークサイドに落ち、ダース・ベイダーになる話ですので仕方ないのですけれど。

それと彼の顔、全体に光が当たる事がとても少なかった様な気がします。顔も全体と言うより部分的に見えていたりして。

衣装の点でもエピソード2はもう少し明るい色合いの服、ベージュ系から茶にかけての色合いでしたが今回はもう既に黒の組み合わせでした。

結論から言えば、エピソード1からエピソード3までの作品は全てアナキンがいかにしてダースベイダーになるのかを表した、アナキンの為の話だったのかもしれません。

もう1つ、元老院議長パルパティーン(ダーク・シディアス)はのちのトリロジーの部分では
銀河皇帝ですが、この役をしているイアン・マクダーミッドは彼は一作目から通して出演ですね。

おまけにサウンドトラックを買うとおまけのDVDがついていますが彼がガイド役をしていました。

冗談交えていっていましたが、あるイギリス人の知り合いが、「ハリウッドの大作の悪役って大体、イギリス英語を比較的綺麗に話すイギリス系の人なんだよね〜。」だって。

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posted by diane at 00:59| Comment(3) | TrackBack(6) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

亡国のイージス

NEC_0021.jpg今週の一番の話題作品。この映画を見に行った方はかなりいらっしゃると思われる。
何しろ原作はかなりの売れ行きの作品であり、当然、作品に賭ける期待度は相当な物と思う。

私自身は原作を読んではいないがこの作品は映画自身の出来、不出来は抜きにしても、かなりの社会的な意味を持った作品ではないかなと感じている。
作品自身は、撮影や、出演者の面々、スタッフの方々、製作費、作品の規模のことを考えると日本の映画史上においてもかなり力を入れた作品なのであろう。
ちなみにこの写真は映画館で、撮影に使われた衣装と言う事で展示してあった物を撮影した。

私は軍事的な事や政治的な駆け引きなどはよくわからないが、どちらにしても、今の現在の日本の状態が良いと思っている人は少ないと言う事実。そのために、形はどうあれ、変えなければならないと感じ、実際に実行に移している人がいるというのもこれまた事実。そういう人達の弱みに付け込んで敵とは言わないが日本の弱みに付け込んでくる外国人工作員が居る事も史実なのであろう。ここの所は実際はわからない。
どちらにしても現在の日本を憂いている人達がいるのは事実でしょう。
また、自分の与えられた任務に忠実である人がいる事も事実。
これらの人達が自分達のスタンスを実行に移そうとしたのがこの映画だと思う。で、実際に上手く行ったのはどういう人達か?

イージス艦が優れた戦艦である事は周知の事実であるがこれが実際に矛先を我々に突きつけた時、本当に怖い。特に、司令塔となるべき人物、自分の信念が揺らいでしまった時、そして、
何の信念もなくただ存在するだけの国家。人任せにして政治を行っている日本という国のつけが今回の反乱に結びついている。しかし、最後に、反乱は治まり、この船を乗っ取り、国に復讐しようとした者の手でこの船は沈められてしまった。この船の維持費、購入価格は莫大な物だっただろうに。果たして、この人任せの国、果たして本当に国家と呼べるのかわからない信念のはっきりしない国にこんな高度な軍事的な物は必要なのだろうか?
賛否両論に分かれるところであろう。

さて、出演者は豪華メンバー。ざっと名前を挙げただけでも真田広之、佐藤浩市、寺尾 聡、中井貴一。その他にも内閣総理大臣役の原田芳雄など、日本映画界の面白い顔ぶれがクレジットに名を連ねている。

この中で一番面白いのは、戦艦サイドの中での主役の真田広之と、政府側のDAISのトップの佐藤浩市は一度も映画の中で顔を合わせていないのにこの映画の進行役となっている。
非常に面白い役どころだ。
また、中井貴一も某国の工作員と言うところで中々面白い配役であるし、寺尾聡も最近、色々と大きな日本映画の作品に出演している。

映画の大きな命題は未だに私などはよくわからないが、日本がこの状態でいいはずがない事は
感じている。
それを一般国民に感じさせたのがこの作品なんだなと思っている。
posted by diane at 00:15| Comment(4) | TrackBack(28) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月02日

魁!! クロマティ高校  THE ★ MOVIE

一言で言うととてもハチャメチャでよくわからない映画だと言う事。でもとってもハチャメチャ過ぎてそこがこの映画の面白みなんだと言える。本当にありえない世界だア。
この作品も原作は少年マガジンなんだろうけれど、これは映画化するのはきっと難しかったんだろうな。
何しろよくわからない。よくわからないからこそ馬鹿馬鹿しくてそこが返って受ける事になるんだな。

全国一のワル達が集まるクロマティ高校になぜか優等生の生徒が一人。しかも志しが高く、このクロマティ高校を立て直そうとしているのだ。

しかし、ここの生徒にはまた存在自体が訳がわからないのがいる。例えば「メカ沢くん」とか
不明のゴリラ、竹之内君に「マスク・ド・竹之内」、阿藤 快のカメオ出演に、しかもいつの間にやら地球防衛軍なるものまで作られている。しかし、その任務はと言うとあくまで不明。

ひたすら歩き続け、何が使命なのかを探し続けているけれど不毛な日々。
しかし、突然なぜか、私もよく知らないけれど「宇宙猿人ゴリ」とか言うのが現れてきた。
この人、人なのか何なのかよくわからないけれどこれまたクロマティ高校をまず手中にしてから地球の征服を狙うということ。

話に聞くとこの「宇宙猿人ゴリ」ってはるか昔にテレビ番組にあったとか…。

なんて、めちゃめちゃなストーリー。メチャメチャ過ぎて返って面白かったです。
posted by diane at 01:13| Comment(3) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

さて今週末見た映画はといいますと…

どれを見ようか実は悩みました。と言うのは、土曜日も日曜日も今週、来週と忙しいので余り
と言うか殆ど映画は見られないだろうと思いました。そこで映画を見る本数が今週に限れば自ずと限界があり、4本でした。


見た映画
「ラヴェンダーの咲く庭で」
「魁!!クロマティ高校」
「ロボッツ」
「亡国のイージス」

見なかった映画
「ハービー/機械じかけのキューピッド」
「オランダの光」
「チーム・アメリカ」


「オランダの光」については我が地域の公開が遅く、もう既にDVDが発売されており、私自身、購入しております。時間のある時に見たいと思っております。
「チーム・アメリカ」はよくわからないという理由です。これはパペット物なんでしょうか?
昔のサンダーバードのように?????????
「ハービー」は時間が出来れば行きたいです。
posted by diane at 01:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者

今、とても人気のあるアニメである。コミックスでもそうだが、テレビでも人気は高く、子供達だけでなく大人にもかなり受ける作品のようだ。
実は私自身はこの作品、コミックスもテレビも見ていない。だから全く知らない状態で、作品を見た。
そのため、作品自身のバックグラウンドが全くつかめず、話についていくのがようやっとだった。
つまり、世界は二つ存在し、1つは現実の社会、もう1つは錬金術の世界。ただしこの世の世界では錬金術は使えない。
エドワード・エルリックは「門」と呼ばれるところをくぐりこの世の世界に来た。その「門」が開かれない限り彼は錬金術の世界には帰れない。
しかし、なぜエドワードがこの世界に来たのかは私にはわからず。ついでに弟アルフォンスと別れてしまった理由も、本当の兄を探す理由もわからない。
しかし、見ていてわかったのは、時代は1920年代であり、ドイツが莫大な賠償金を課せられて国自体が疲弊していた時代。この現実社会の何者かがもう1つの世界、つまり、錬金術の世界が存在する事を知り、悪用しようとしたこと。また、一方で兄を探す弟が知らずして「門」を開けてしまう。また、エドワードの父がこの何者かに利用され、現実世界と錬金術世界とを結び付けてしまっていた。さて、エドワードはどうしたら良いのかと言うのがこの映画の話らしいのだが予備知識がないため結論的に言うとよくわからなかったと言うのと、このアニメも大人のファンはかなり居るのだと言う事がわかった。何しろ見たのはレイトショータイムでしかも平日にもかかわらず100人以上の皆さんがご覧になっていました。

きっと前もって本を読んでいれば、アニメを見て入ればもっと楽しめただろうと思いました。
ちなみに「鋼の錬金術師」の英語タイトルはFULLMETAL ARCHEMISTだそうです。
posted by diane at 01:24| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やさしくキスをして〜Ae Fond Kiss

最近、スコットランドの映画を見る機会が多い。この作品の舞台もスコットランドのグラスゴー。
愛を選ぶが、自分達の属する社会の信念に従うかそこで悩む二人のラブストーリーである。
作品の中身に触れる前に簡単にイギリスの状況を。この事がこの映画のとても重要な事項になり、中味に多いに影響していく事になる為。
スコットランドの一番大きい都市はこの映画の舞台となるグラスゴー。しかし、首都はエジンバラである。この二つの都市は非常に近く、列車で約一時間の距離だ。しかし、この二つの都市の表情はまるっきり違う。どの様に違うのかと言うと、エジンバラは首都、歴史的な街、学問の街、洗練された街。この印象はスコットランドの人々さえ感じている事である。一方の、グラスゴーはスコットランド北東部の第三の重要都市アバディーンと同じ様に、産業工業都市なのである。
基本的にグラスゴーやアバディーンの様な産業工業都市は別にスコットランドだけでなく、イングランドのリバプール、バーミンガム、ウェールズのカーディフのように色々あるが、共通して言えるのは、その産業工業を発展させる為にかつてイギリスが宗主国であった植民地などからの移民による労働力に頼る力が非常に大きい。そして、彼らはイギリスに移民してきてもアメリカとは違い、植民地からの労働者として歴史的に見下され、しかし、社会では生きていかなければならないが、イギリスの社会そのものには文化的には入り込めず、彼ら自身も自分達のアイデンティティーを守るが如く、自国の文化に固執するのである。この部分は以前に見たハリウッド映画の「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」と同様であるが、アメリカは自分たち自身で築いてきた国、新興国なので、まだ異文化が混ざり合ってとても独特の文化を作り上げている。イギリスは自分達自身の長い歴史がある為に、中々、それを共有するどころかそこを牙城として自分達のアイデンティティーを守ろうとしているのである。そこの所が大きく違う。
その中で、異国で移民としてやってきた人達の第二世代はその国で暮らさなければならない為否が応でも馴染んでいかなければならない。そんな葛藤の中で起きる話なのである。
また、複雑に絡んだ宗教問題や独自の自治システムなどにも翻弄されている事がこの映画を通して伺える。
イスラム教徒のカシムとカトリック教徒でアイルランド人のロシーンの愛の物語。
ストーリーの最後は見る人にどの様に解釈されても良い様な作りになっている。
イスラム教徒のカシムはグラスゴーに住む学生。とても大切にしている妹はグラスゴーの中でも優秀な学校の生徒。所がここは公立であってもカトリックを大切にしている学校なのだ。
パキスタン人のこの妹はしょっちゅう虐めにあったりしているが彼女自身は自分の持ち前のヴァイタリティーで頑張っている。
そんな中でこの家族はいまだに厳粛に自国の習慣を守っている。考え方の上で。父親は家長でありその決定は絶対。妹のタハラが希望している進路を認めず、父親の決定が優先される。カシムも同様。彼には父親が定めた婚約者が居る。しかも会った事も、ろくに相手の名前すら知らない。しかし、流れに従って生きている。今日はタハラを迎えに学校に来た。そこで彼女の学校の音楽教師ロシーンと知り合う。2人ともあった瞬間から愛を感じた様だ。
ロシーンはアイルランド人でカトリック教徒。しかも、以前に結婚歴があるが今は、別居し、完璧に社会的には離婚状態。所がカトリックでは離婚は認めない。そのため、ロシーンの仕事のキャリアに影がさす。離婚の事だけではなく、異教徒のパキスタン人と付き合うと言う事に関してだ。

この映画は、元々イギリスに根ざしていた階級社会と言うものだけでなく、人々の生活、種族による住み分けというか、区別、差別というかそこに起因している。
この映画を見て、時々イギリスの大きな産業都市を訪れた時の事を思い出し、そこにすむ人々の事を深く考えてしまった。
posted by diane at 00:59| Comment(1) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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